昨日の続き

昨日は建築合宿で僕のいた班の活動内容を書いた。
今日は建築合宿で僕が学んだことを書く。
建築合宿ではいろんなことを本当に学んだ。
自分の欠点にも気付いたし、自分の利点にも気付けた。
このまとめは

  1. 僕の欠点
  2. 僕の利点
  3. これからの課題
  4. 僕が建築合宿で感じたこと

という順番で書いていく。
では、スタート

今のままではただの頭でっかちだ

僕が今回の合宿で痛感した自分の欠点がこれ。
僕は本を読んでいる。
できるだけたくさんの本をよむように心がけている。
建築だけじゃなくて、他の分野の本も読んでいる。
でも、それだけ。
僕は読んだ本の内容をそのまま脳に蓄積しているだけ。
蓄積した内容を材料に何か他のものを生み出すことが出来ていない。
材料は溜まっていくんだけど、それを全く使っていない。
これじゃあ、ただの頭でっかちだ。
今回の合宿で僕はそう感じた。
たぶん今のまま進んでいっても、僕の頭の中には材料が溜まっていくだけだと思う。
いや、溜りもしない。
間違いなく減っていく。
材料を溜めたのに、それを使いもせずに捨てていく。
自分は今、そういうすごい勿体無いことをしている。
これが今回気づいた僕の欠点。

僕の利点

これは本来、「僕の」というより「関大建築学科生」の利点というべき物だと思うけど、
この判断は僕の主観に依存するものだから、ここでは「僕の」とする。
今回、気づいたい利点は1年生の段階である程度、CADとShadeを使えること。
関西大学建築学科生がこれを見ていたら、
「こいつは今更何いってんだ」
という具合になると思う。
でも、これは本当に大事だと感じた。
特に「1年生の段階で」ということが。
今回の建築合宿でCADとShadeを基本レベルくらいは使えると言ったら、かなり驚かれた。
他の学校ではCADは2年生から、というのが一般的なようで、
1年でCADとShadeを使えるのはなんかすごいことだと言われた。
関大はカリキュラム上、1年生の7月までにCADもShadeもやってしまい。
しかも、これらが出来ないと単位がないから、みんな何だかんだで使い方を覚える。
このなんだかんだでも、使い方を覚えているというのが、重要だと思った。


関大は建築について、とりえずまんべんなく教えてくれる。
これが短所*1であるのでけれども、長所でもある。
これを最大限に活かしていくことが大事なんだと思う。
今回、僕はその利点を十分に活かしきれたと思う。
それが利点だと思った。

今後の課題

僕が今後の課題としてあげることは

  • 欠点の克服
  • 利点から生じる欠点を見る

ということ。
欠点の克服は当然の課題である。
次の「利点から生じる欠点を見る」というのは、
打ち上げの時に建築家の先生から頂いたアドバイス
僕は最終講評会用にShadeで作品の3D画像を作成して、それを提出した。

僕はこうすることで分かりやすいし、きれいだし、いいと思った。
でも、その建築家の先生にこう言われた。
「CGはたしかに分かりやすいから、プレゼンの時なんかにはすごい役に立つ
でも、こういうふうにCGを作るっていうことは、
これのディテールなんかの説明も求められるっていうことだよ。」
CGは見た目もいいし、分かりやすい。
でも、分かりやすいから詳細も求められる。
「ここの窓はどんなふうにはめ込んでいるの?」
「これはどんなふうに稼働するの?」
そういう現実的なことをジャンジャン聞かれる可能性が十二分にある。
このことをしっかり胸に留めておかないとダメだと思った。
わかり易い形でプレゼンする=相手に現実的・具体的質問のネタを数多く提供している
僕はそこまでのことを考えて、CGを作っていなかった。
もしかしたら、CGを作らず、模型とパワーポイントでやった方が、
説得力のあるものに仕上がったかもしれない。
そこまでのことを考えられなかったのは反省すべき点であるし、今後の課題でもある。

閑話休題的に合宿中思ったこと

閑話休題的に合宿中に思ったことを書き連ねてみる。

  • 寝袋必須

寝袋は素晴らしい。
そう思えた1週間だった。

  • お茶は2Lを買うが吉

今回みたいに議論・議論・議論!!ばかりだと1日500mlでは足りない。
2Lを買わないと口の中がからからになる。

  • 睡眠時間はガッツリ寝る

ガッツリ寝ないと、エスキースの時とか最終講評会で爆睡して貴重な話を聞けなくなる。

  • 寝坊はするな

寝坊すると、グループワークに影響が出る。
8時に起きるように言われたのに9時に起きていてはダメだ。
ホント、プロフィール画像にメガネかけたペットボトル使っているやつは寝坊しすぎだ!
ちゃんとしろ!

  • パワーポイントは無理してでも作れ

これは本当に痛感した。
パワポのないプレゼンはやっぱりしょぼい・・・・・・。
白地に文字だけでもいいから、パワポは作った方がいいと思った。

  • 考え事中に騒ぐな

他の班が考えているときにギャーギャー騒ぐのはタブーだ。
遊ぶなとは言わんから、声のトーンを下げてくれ!

  • 机周りはキレイにしろ

ホント、プロフィール画像にメガネかけたペットボトル使っているやつは机周りが汚すぎる。
机の上には必要なものだけ。
他のものは全部しまうぐらいの勢いじゃないと、ドンドン作業スペースが小さくなる。


以上、僕の主観的な話

まとめ:建築っていいですね

建築合宿で感じたことは、全員の熱意とか、情熱とか、愛とか。
なんか、言葉では言い表しにくいが、
『プロフェッショナル 仕事の流儀』とか『情熱大陸』のテーマソングがすごい合う空間だった。
関大にいると、どうしても建築に対しての熱意とか、情熱とか、愛への温度差を感じてしまう。
沸点をとうの昔に超えている人もいれば、生ぬるいお湯状態の人もいる。
さすがに冷水はいないけどね。
そんな温度差を常に感じていたので、たぶん知らぬうちに周辺環境に対する不満が溜まっていたんだと思う。
「なんで、もっと熱くなれないんだよ!!」*2
そういう気持ちが僕の中にあったんだと思う。
建築合宿の会場にはそれがなかった。
全員が熱かった。
あの空間にも温度差はあったと思う。
でも、それは誰が200度で誰が1000度かという、とうの昔に沸点を超えた次元での温度差だった。
今、あの製図室のあの雰囲気を思い出すと、嬉しくて涙がこぼれそうになる。
「僕の周りには建築が好きな人がたくさんいた。」
その事実がすごい幸せだ。
大学がどことか、まだ建築をあんまり勉強していないとかそんなの関係ない。
そんな事を吹っ飛ばすような熱意とか、情熱とか、愛があそこにはあった!
抽象的だとか、そんな事もどうでもいい!
この感情をうまく言葉に表現しようとするのは文豪ではない僕には難しすぎる。
だから、熱意とか、情熱とか、愛とかという言葉で表現するしかない。
喜び・焦り・不安・空腹・睡魔・感動
いろんな感情が建築合宿を通してあったけど、
それでもぼくはあの空間にいられて幸せだった、嬉しかったと言える。
あの場所を作ってくれた運営の人にはもちろんありがとうと言いたい。
そして、あの空間にいた人全員に僕はありがとうを言いたい。
それくらい幸せだった。

*1:なんか中途半端で終わってしまうという意味で

*2:修造的な感じで