すそ野の広さを実感

建築は非常にすそ野が広い、すなわち網羅している分野が多岐にわたるといわれている。
今までそういう実感はあまりなかった。
ぜんぜんなかったわけではない。
でも、「実感した」というほどの体験はなかった。
しかし、今回読んだ本で実感した。

建築と植物

建築と植物

最初は建築らしい内容で、
建築物と庭の関係とかについて書いてあって、比較的わかりやすかった。
でも、途中の章*1から突然哲学が混じりだした。
哲学の観点から、建築というものを見つめていた。
自然科学の観点からも建築を見つめていた。
こうもいろんな角度から建築を見ることができるのかと大変驚いた。
そのとき、建築という学問のすそ野が広いという意味をごく僅かだが
理解したような感覚がした。
おそらく、これからそのすそ野の奥も見ていくことになるんだろうな。

*1:この本は何人かの人が章ごとに書いている