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最近読んでいる本。

ロボットとは何か――人の心を映す鏡 (講談社現代新書)

自分そっくりのアンドロイドを作ったことで有名な大阪大学の石黒教授の著作。
教授は自分そっくりなアンドロイドを作ったことで、
「生」というものにさらに*1大きな興味や関心を覚えたらしい。
僕はこの本を読みながら、これとは全く関係ないアニメのことを思い出した。
そのアニメに出てくる登場人物の一人は石黒教授と同じように
自分と内臓の構造まで寸分たぐわぬ「人形」を作った。
その登場人物はその人形を作ったことで、
「生」に対する興味、関心が薄れた。
この登場人物は石黒教授とは全く対照的である。

自分そっくりなロボットを作ったらどうなるか

この命題に対し、
一方は生命とかに大きな興味を持った。
もう一方は生命に無関心になった。

自分そっくりなロボットはどんなものなのか？
そのロボットができたとき、自分はどちらの人間になるのか？
そういったことを考えながら、今読んでいる。

理系文系問わず、楽しめる面白い本だと思う。
おすすめ。

*1:教授はこのアンドロイドを作る以前より、自分の娘そっくりなアンドロイドを作ったりしていた。だから、「生」に対する興味、関心は昔からあったものである。