18日の話の続き

18日の話
人の予想が仮想未来になるということについて、
この考え方には大きな問題があるということが分かった。
この考えは人の万能性を肯定している。
仮想未来の考え方は
「人がありとあらゆる予想をし、その予想が仮想的な未来になる」
というもの。
この「予想」には、起こる確率が低いものから高いものまで含まれている。
僕はこの予想のうち、低いものは無意識のうちに排除されていると考えた。
無意識のうちに排除されるから、おこる確率が低いものは「予想していない」ように思い込んでいる。
実際には、そういう起こる確率が低いものもちゃんと予想はしている、という考え方である。
よくよく考えてみると、この考え方は、
「人間は全ての事を実は予想しているんだ。」
ということ、すなわち「人の万能性」を示しているのである。
これは大きな問題である。
なぜなら、人は万能でもないからだ。
この考え方は「人の非万能性」に明らかに矛盾している。
さて、どうしようか。