今日は

昨日は三角スケールの紹介をしました。
今日は円テンプレートとコンパスを紹介します。
円テンプレート
円テンプレート posted by (C)ELB-S
製図用コンパス(左)
製図用コンパス(左) posted by (C)ELB-S
円テンプレートは図面上に円を描くための道具のひとつです。
円を描くなら、コンパスでもいいような気がすると思いますが、
図面上で描く円というのは小さなものが多いです。
そのような円はコンパスでは描けません。
だから、円テンプレートが必要なのです。
写真をよく見てもらえればわかると思いますが、
円の周上の上下左右に黒い線があります。
図面上でこれを使うときには、
まず、下書きになるような線を引き、
この黒い線を下書き線に合わします。
詳しくは下図参照。

このようにしてあとは淵に沿って、ペンでなぞれば、円が描けます。
これを使うと非常に小さな円(直径1mm)が描け、
また、紙に穴を開けずに済むのが良い点です。
少々高いのが欠点。
円以外に楕円、多角形、文字用などもあります。
 
次に製図用コンパス。
写真左が製図用、写真右が普通のやつ。
普通のやつは高校の頃に売店で買ったやつ。
製図用は友人からもらったものです。
たぶん、むっちゃいいやつです。
2000円ぐらいすると思います。
今度なんかお礼をします。
さて、話を戻しましょう。
前述したとおり、円は円テンプレートで描けます。
しかし、でかい円になってくると、そうもいかなくなる。
そこで登場するのが製図用コンパス。
普通のコンパスといろいろ違うところがある。
まず、鉛筆の付いている位置。
普通のやつは足があって、それに鉛筆がくっついている。
それに対して、製図用は足の先に鉛筆がある。
次に足の長さの調節方法。
コンパスの足を多いく広げたり、小さくしたりすると、
針の刺さる高さと、鉛筆の先の高さがずれる。
普通のやつは鉛筆の位置を上下にずらすことにより、この差を調節している。
製図用は針の付いている足(写真の左足)の上にあるネジ状の部分で、
足そのものの長さを調節する。
また、この針の部分も先端が非常に細く、紙にできるだけ跡が残らないような作りになっている。
他のもいろいろ違いがあるそうだけど、まだ発見できていないから、
また、見つけたら書く。