読んだものから順にあげていく

建築家なしの建築

建築家なしの建築 (SD選書 (184))

建築家なしの建築 (SD選書 (184))

地域独自の家は建築家が設計したものではない。
その地域に住む人が各々に造ったものである。
そのような建築物はその地域の気候とか宗教、文化など
さまざまな要因が絡みあい、構成されている。
「建築家が造るものだけが建築物ではない」
ということに気づかされる本。
同時に
「建築家は何のために存在しているのか」
ということも考えさせられた。
建築家なしでも建築は成立する。
ということは、建築家は別に必要ないのではないか。
でも建築家は存在する。
なぜ建築家は存在するのか。
答えは探し中。

建築家だって散歩する

建築家だって散歩する

建築家だって散歩する

建築家が散歩の楽しさを語っている。
同時に散歩したいと思う街について語っている。
大まかな内容は
「散歩はいいよ、散歩はいいよ。こんな街だったら、さらに散歩はいいよ。」
という感じ。
そして、
「散歩したい街づくりはこんな風にやるんだ!」
と締めくくる。
他にあまり例を見ない本。
街づくりの本はよく見かけるけど、
「散歩好き」の視点から見た街づくりのありかたというのはあまり見ない。
著者は「散歩好き」で海外に在住していた経験もある。
海外と日本を「散歩」を通して、比較して、両者の違いを探っている。
僕も散歩好きなので、共感できるところがたくさんあって、楽しい本だった。
掲載せれている街のカラー写真を見るだけでも、十分に楽しめる。
「この街、楽しそう!散歩してみたい!」
と思う写真がたくさん載っている。


どちらも写真中心の本。
ただ、前者の方は掲載写真が古いので、あまりきれいではない。
おもしろいんだけど・・・・・・。