今日買った本

新しい本を買うときはその本が面白いのか面白いのかわくわくしながら買う楽しみがある。
そういうわくわくが楽しめるのも手軽に買える新書ならではのものかもしれない。
今日買った本で大変面白いものがあった。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

毎度おなじみ講談社現代新書
この本の主題は生物と無生物の違いは何か、
そこから発展させて、生物とは一体何なのかということ。
この問いは非常に明快でありながら、非常に難しい。
現代生物学の定義では、生命とは自己複製行うシステムであるとされている。
著者はこれの正しさに疑問を抱き、改めて生物学の歴史を振り返り、
生命、生物とは何なのかを考えている。
途中、やたらと生物学的な用語が多いところがあって、
そこが少しややこしい以外は非常に読みやすい文体であった。
僕が今年読んだ建築以外の本で一二を争う面白さだった。
これおすすめ。