理由

好きなことに理由は必要ですか、
と同じように、
嫌いなことに理由は必要ですか、
と言ってしまえば、終わりですが、
あえて理由を述べるとするならば、
この数字がもつ中途半端さが、
僕の嫌いな中途半端さだからです。
まず、言っておかなければならないのは、
僕は素数も奇数も嫌いではない。
逆に素数は「愛すべき」対象である。
この素数がもつ、神秘性は非常に魅力的である。
奇数は「好き」でとどまる。

19は例外的存在である。
19という数字は非常に中途半端で、
後一歩進めば20になる。
しかし、数学の世界では勝手に一歩前に進むことは
許されざることなので、
進めない。
だから、19はずっと19であり、19でしかない。
これの持つ辛さや哀しみに耐えれないから、
嫌いである。




はい、この文章を理解できた人は挙手すること。