2007年3月26日月曜日

この日は朝から中央線の御徒町という駅に向かう。
もちろん撮影のためだ。
中央線を地図で見てもらったら、わかると思うのだが、
中央線は東京を出てから、ずっと一直線の路線が続いているのだ。
現地に行って、実際に見ても一直線である。
ところどころに勾配があるだけである。
ここは撮影に最適な場所である。
その理由はここで話すと長くなるので、また別の時にしましょう。
まず御徒町の駅で撮影をすることに。
駅に着き、ホームの端を見ると、すでに人が・・・。
しかも、30代ぐらいの人が・・・。
あんた会社どないしてん、と思いながら次の駅に行く。
次の駅にも人が・・・。
この人は大学生ぐらい。
また列車に乗り、次の駅に行く。
この駅でやっと場所を確保できた。
その駅で撮った写真がこれだ!

こいつそろそろいなくなっちゃいます。
時代の流れとは悲しいです。




撮影を終えて、上野に戻るため上り線に乗る。
すると・・・、
グッシャ!ウガガガガ!
という感じになりました。
(詳しく説明すると、車内が込みすぎており普通に立てる状態ではなく、
ドアや壁に張り付くような感じになってしまったということ。)
駅に着き、そのような状態から抜け出せた時に思ったこと。
東京の会社には絶対就職しない。



上野につき、次の列車に乗る前に朝食を購入する。
今日はサービスサンド+タラモサラダ(ポテトサラダにタラコ入れたやつ)。
朝食と一緒にお昼ごはんも購入しとく。
このお昼ごはんの詳細は後ほど。
列車がそろそろホームに入るころだろうということで、ホームに行くと
そこには既に次に乗る列車が。
次に乗る列車は、特急ではないが、結構すごい。
なぜか。
それは・・・

グリーン車が付いているから!

しかも・・・
今回は・・・
それに・・・


乗るから!

おおー!
グリーン車なんて、生きていて一回乗るかどうかも分からないのに、
今回はそれに乗れる。
なんか幸せだ。
ちなみに僕らが乗るグリーン車は2階建てで、僕らは2階に乗ることにした。
ドアを入りすぐのところに踊り場ぽいところがあり、
そのすぐ横に階段がある。
階段は螺旋構造である。
2階の車両は天井が低い感じがあるが、座ってしまえば、気にならない。
高さの関係上網棚がないのが若干不便だが、その分シートの下が結構空いているので、
小さい荷物なら、座席の下に置けばOKだろう。
1回も似たような感じである。
シートは普通のシートに比べて格段にいい。
特急の普通車のシートより若干いい感じである。
2階席ということもあり、眺めもいい。
あとこの車両には、普通の車両と同じ高さのところにも席があり、
そこはコンパートメントとなっている。



列車が発車してすぐぐらいに、改札があり、それ以降は車販が、
時々あるぐらいでとても静かである。
車窓には時々八分咲きぐらいの桜も見えた。
僕らが降りる駅まで車窓を楽しむ気だったが、
途中でちょっとコックリコックリしてしまった。
コックリコックリから目が覚めたのは、僕らが降りる石山になってからだった。



石山からは3月末で廃線になってしまう鹿島鉄道に乗る。
廃線間近いうこともあり、人が多い。
1日フリー切符を買い、列車を待つ。
駅にはあちらこちらに鹿島鉄道に感謝を述べるチラシなどがある。
廃線間近の方が、通常の時より人が多いというのは、
悲しい事実である。



列車がホームに入ってくる。
小さい車両から人がドンドン降りてくる。
そのあとに乗るが、車内は一気に満員となる。
小さな車両が重そうな音をたてて、動き出す。
車窓にはのどかな田園風景や、オオイヌノフグリの見事な群生が見える。
沿線の土手に立つカメラマンも多い。
どの駅もこじんまりとしていながら、歴史を感じさせる。
列車が僕らの降りる榎本(エノキモト)駅に到着した。
ここ駅の周りにはほとんど何もありません。
住宅がちらほら見えるだけで何もありません。
なにもないけど、なんかいい駅です。

この駅もあとちょっとでなくなってしまいます。
悲しいです。



榎本駅からいったん石山方面に引き返す。
次に降りた駅は浜駅。
ここの駅も何もないが、駅のホームの線路沿いに、
見事な桜並木がある。
僕らが行った時にはまだ咲いていなかった。
この桜並木の下をもう列車が通らないと思うとさびしい。
次の列車を待ている間にも、どこからとなく人は増えていく。
ガターンガターン
遠くから列車の音が聞こえる。
列車が来る方を見るとそこにあったには・・・







こいつは・・・。(この写真は終点で撮ったやつです。)
最後にこいつに乗れるとは幸せだ。
こいつは木造の列車である。
鹿島鉄道の中でも特に人気が高いが、運行されている本数が少ないので
めったに当たらない。
それに乗れるのだ。
中の木製の床やシートなども歴史を十分感じさせる。
なにか哀愁さえもこみあげてくる。
こいつに乗れる時間はそんなに長くなかったが、
乗れただけでもラッキーだ。
列車が終点に着く・・・。
もう、こいつとはお別れかと思うと、悲しい。
最後に一枚写真を撮り、それで鹿島鉄道と別れた。



終点鉾田を後にし、次に乗る列車の駅まで歩く。
ひたすら歩く。
歩いて歩いて歩きまくる。
次に乗るのは鹿島臨海鉄道
はっきり言って無駄に金をかけてる第3セクター
今回の鹿島鉄道廃線も、行政からの補助金
鹿島鉄道ではなくここにまわされたために起こったといっても過言ではない。
20分ぐらい歩き、やっと鹿島臨海鉄道の高架が見えてくる。
駅に着き切符を買い、ホームで待つ。
何もない。
予想以上に何もない。
列車が来ても、乗っていくのは先ほど鹿島鉄道にいたカメラマンの人たち。
僕らが乗った列車もがらすきだった。
中で上野駅で買った駅弁「上野弁当」を食べる。
味はちょっと上等な幕の内だが、値段は普通。
なかなか美味。
お弁当を食べ終わり、のほほーんとしているうちに終点に到着。
ここからはひたすらJRの普通で東京をめざす。
車窓は相変わらずの田園風景。
それ以外何もない。
何もないからコーヒーを飲む。
何もない。
ほんとに何もない。
乗り換える。
ちょっと生活感がある。
    ・
    ・
    ・
    ・
   乗り換え
やっとビルが見えてきた。
    ・
    ・
    ・
  東京に到着!
  長い旅だった。



東京に到着してから、まず行くのは2日目にも訪れた聖橋である。
夜のライトアップされた姿も美しい。
その美しい姿をシャッタースピードを変えて2枚撮る。



速め

遅め


夜の聖橋はとてもきれいです。
東京に行った際はぜひ1度訪れてみてください。



聖橋を後にして、まず新聞を買った。
そのあと駅の近くのマクドマックチキンとドリンクを頼み、
それを食べながら、明日の作戦会議。
この時点で北陸本線通常運行しているようだが、
余震の規模や頻度を考えると、やはり信州ルートが一番安全だということになった。
作戦会議を終えて、僕らは夕飯を取ることにした。
マクドはあくまで軽食だ。
何にするかを協議した結果蕎麦に決定。
蕎麦屋を探すことに。
探すこと5分。
目の前に洋食屋が・・・。
決定内容に変更は付き物だ。
あまり気にしてはならない。
お店の中は非常に狭い。
中に入り注文を言う。
5分ぐらい待っていると注文の品到着。
一言。
すごい・・・。
ムチャ安いんですよ。
なのにご飯大盛+スープ+かつとアジフライと煮込みハンバーグとキャベツ千切り
というボリュームある一品。
しかもおいしい。
どこのお店かは教えません。



夕飯も食べ終わり、東京に戻る。
駅コインロッカーに預けていた荷物を取り出し、
そこら辺を放浪しながら、次何するかを考える。
次の列車まで3時間以上ある。
銭湯行きたいな、ということになり銭湯を探すことに。
いろいろ探してみたが、見つからない。
その間に時間はすぎ、銭湯になんか行ってられなくなった。
東京タワーまで歩いて行ってみようという案も出たが、方向が分からず計画倒れ。
結局普通に次の列車の発車駅である新宿まで行くことに・・・。
今度行くときはちゃんと下調べしておこう。



新宿駅に着き、明日の分の朝食を買っておこうとコンビニに入るが、
買いようがなかった(=何もなかった)。
ホームに行くと次に乗る列車快速「ムーンライトえちご」がすでに来ていた。
これで新潟まで行く。
列車に乗り込み、座席に着き発車を待つ。
この車両は夜行列車としては考えられないシートの悪さで有名である。
シートに座り一言。
「前乗った時より堅くなってる」
前乗ったのはおそらく2年前。
その頃はなんか微妙だったが、今回は明らかに硬い!
新快速のシートの方がいい!
いやマジで。
リクライニングも言うほどしないし、寝心地は悪いし、
シートだけでも変えてほしいです。
・・・・
とは言ったものの起きたら新潟でした。


以上2007年3月26日月曜日でした。